なぜ私たちが、リカバリーウェアを提案していくのか

ベネクス

私たちべネクスは、運動や日常生活の活動中のパフォーマンスを向上させるため、「リカバリーウェア」を展開しています。"睡眠の質"ならぬ、"休みの質"に着目し、大学をはじめとする研究機関と共同で「休養(リカバリー)」の大切さを世に広め、プロアスリートたちはもちろん、現代の忙しい人々のリカバリー力をサポートしています。


 

毎日をアクティブに過ごすために。意識したいのは休養の質

アスリートたちが試合で最高のパフォーマンスを発揮するためにしていることといえば? まっ先に思いつくのが、たゆまぬトレーニングでしょう。しかし、時にトレーニングのし過ぎが結果を出しにくくしているという事実。疲労から回復していないままトレーニングを重ね、疲れが残った状態で試合に臨んでいるため結果が出ない。結果が出ないため、またトレーニングし......この状態、アスリートだけではありません。仕事や家事、子育てなどで毎日目が回るように忙しく、その疲れが取れないままに毎日を過ごしているという人、多いのではないでしょうか。そんな中、注目を集めているのがパフォーマンスを向上させるための積極的な「休養」です。

「運動」「食事」と共に健康3要素の一つとして知られる休養、"ただ休めばいいわけじゃない"と言われはじめたのは、働き方意識や睡眠の質などが注目を集めるようになった近年のことですが、ベネクスでは16年も前からその重要性に着目。トレーニング中ではなく、トレーニング後に着ることで心身の回復を促す「リカバリーウェア」で、量だけでなく質を重視した休養の啓蒙に取り組んでいます。

 

まだまだ、疲れていても休めない日本社会の意識

これから秋から冬にかけて、インフルエンザや風邪が猛威をふるう季節。病気になっても、「周りに迷惑がかかるから休んじゃいけない」あるいは「そうそう仕事は休むべきではない」と、無理して出社していませんか? 有休取得も義務化され、休むことに対する意識は変わりつつありますが......まだまだ日本人の「休まない美徳」意識は根強いようで。全国14万人に「休まない美徳」意識を調査したところ、「当てはまる」「やや当てはまる」をあわせ23.4%と、2割以上の人が休まないことは美徳であると考えていることがわかりました。
ストレスオフラボが全国20?69歳の男女14万人に行った「ココロの体力測定2019」の調査結果を、年齢層別に7つの世代(Z世代、さとり世代、団塊ジュニア世代、バブル世代、新人類世代、しらけ世代、団塊世代)に部類。世代別の「休まない美徳」意識の高さを調べました。
もっとも「休まない美徳」意識が高かったのは、グレタ・トゥーンベリさんに代表されるように社会課題意識が高いと言われる「Z世代(29.5%)」、次いで「さとり世代(24.6%)」という結果に、まだ社会人になったばかりの年代では、疲れていても職場の人に気を配る人が多いことが理由であると考えられます。

※団塊世代(68-72歳)しらけ世代(59-67歳)新人類世代(54-58歳)バブル世代(49-53歳)団塊ジュニア世代(37-48歳)さとり世代(25-36歳)Z世代(20-24歳)

図表1:世代別の休まない美徳意識

リカバリーウェアで、行動ではなく環境を作る

現代人は、グローバリゼーションやデジタル社会・24時間型の社会などの変化により、その社会のペースアップに巻き込まれ、身体も心も許容量を超えてバランスを失った生活を送っています。先ほどのデータのように、休養への意識がまだまだ低い原因は、歴史的や文化的背景から「勤勉の美徳」を有する国民のメンタリティーと、「休養」に対する情報アップデートがなされてこなかったことがあると考えています。
心身の疲労を抱えやすい現代の人たちが自身の疲労を認識し、食生活や生活時間を変える行動をして行くことが理想ですが、日々の行動を変えるのは大きな壁があるのも実際です。私たちが提案するリカバリーウェアは、日々の行動を変えるのではなく、同じ生活行動の中でリカバリーに適した環境を作ることで「休養」出来ることを目指しています。

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