目標に向かい進み続けるために、コンディショニング作り、そしてアスリート人生を設計できる方を、Think Athleteと定義。ベネクスとしては、リカバリー環境のサポートにより、悔いのないアスリート生活、人生のサポートをすることを目指しています。
Think Athlete第25弾として今回ご紹介するのは、100m・200mの短距離種目で挑戦を続ける守選手。幼少期はサッカーに打ち込んでいた守選手ですが、中学で陸上に転向して以降、全国大会、世界大会と着実にステップアップしてきました。大学では主将を務め、仲間と切磋琢磨しながら自身の競技観も大きく変化。現在は「日々の積み重ね」と「質の高いリカバリー」を軸に、世界を見据えたトレーニングに取り組んでいます。
スタッフ:今日はお忙しいところありがとうございます。普段の練習風景も少し拝見させていただきましたが、先輩からいじられている場面も多いですよね(笑)。実際、どんな関係性なんですか?
守選手:いやもう、本当にずっといじられています(笑)。練習中でも、寮でも、どこでも。最初は戸惑ったんですけど、だんだん慣れてきて、僕自身もいじられないと寂しいぐらいになっちゃって。完全に家族みたいな関係です。
スタッフ:距離が近いからこその空気感ですね。では競技のお話ですが、世界大会、国体と続いていましたよね。オフ期間はお休みは取れましたか?

守選手:はい。3週間ほど軽い調整だけで、本格的な練習は今週から再開しました。香港遠征もあって、移動が続いたので、体のリズムを戻す意味でもちょうどいい期間だったと思います。コーチから渡されたメニューを軸に、少しずつ強度を戻しています。
スタッフ:もともとはサッカー少年だったと聞きました。
守選手:4歳からずっとサッカーをしていました。でも正直、うまくなかったんですよ(笑)。判断も遅かったし、身体が小さくて当たり負けも多かった。でも走るだけは自信があったので、中学で部活を選ぶ時に「走りで勝負したほうがいいかも」と思って陸上にしました。
スタッフ:陸上に転向してすぐに手応えはありましたか?
守選手:最初はまったくなかったです。フォームもめちゃくちゃだし、スパイクも正しく履けてなかったし。でも大会を重ねるうちに「走るのが本当に好きなんだな」って気づいて。それから少しずつ記録が伸びて、気づけば短距離にどっぷりでした。
スタッフ:中学と高校では練習環境も違いますよね?
守選手:かなり違いますね。中学ではメニューをただこなすだけでしたが、高校はコロナの影響で自主練も多くて、何のためのメニューなのか、自分で考える癖がつきました。高校3年で主将をやらせてもらったことで、練習に対する姿勢もさらに変わったと思います。
スタッフ:性格的にはやっぱり真面目ですか?
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守選手:真面目です(笑)。でも、ただ真面目なだけじゃなくて、競技を楽しむ余裕は持つようにしています。力が入りすぎると走りが固くなるので、オンとオフの切り替えは大切にしています。
スタッフ:ベネクスのリカバリーウェアを最初に知ったのは?
守選手:高校の先生からTシャツをいただいたのが最初です。着心地がすごく良かったのでその日の夜に着て寝てみたら、翌朝のスッキリ感が全然違いました。スマートリングで睡眠データを見たら、覚醒時間が普段の1時間から30〜40分に減っていて、「なんだこれ!」って(笑)。そこから毎日着るようになりました。
スタッフ:数値で変化が出ると説得力がありますね。
守選手:そうですね。数字で自分の状態が見えるようになってから、「今日は無理をしない方がいいな」とか「もう少し負荷をかけられそうだな」と、日々の判断がしやすくなりました。これまでは感覚に頼る部分が大きかったのですが、数字があることで納得しながら調整できるようになったのは大きいです。
その分、睡眠やリカバリーへの意識も自然と高まりましたし、トレーニング後の過ごし方や身体のケアにも、より丁寧に向き合うようになったと感じています。
スタッフ:リカバリーで普段から意識していることはありますか?
守選手:家ではできるだけリラックスすることです。練習は1日3時間程度なので、残りの時間をどう過ごすかが記録につながると思っています。ストレッチとマッサージは毎日欠かさず、特に首と肩は入念に。走りの癖で張りやすいので、ベネクスのクリームを使ってほぐしています。
スタッフ:走り方の癖は昔から変わらないんですか?

守選手:そうですね。中学からずっと、顔が前に出てしまう癖があって、その分首に負担がくるんです。腕振りも大きいので背中も張りやすい。でも大学に入って筋力と回転スピードが上がって、走りのバランスは良くなってきました。
スタッフ:代表としてのリレー経験については?
守選手:今年はメンバーが8人いたので、直線が得意な選手、コーナーが得意な選手、スタートが強い選手など、いろいろな組み合わせを試しました。本番ギリギリまで構成が変わるので、常に準備しておかないといけません。大学でもリレーが強いチームだったので、バトンワークには自信があります。
スタッフ:あの国際大会の舞台では、やはり緊張がありましたか...?
守選手:もう、人生最大の緊張でした。トラックに入った瞬間、5万人以上の歓声が耳に飛び込んできて、頭が真っ白に。あとから映像で見ても、スタートの記憶がほとんどないです(笑)。悔しさが残っています。
スタッフ:続けてこられた理由は何でしょう?
守選手:実は、中2と高2の時は「もうやめようかな」と本気で思っていました。でも大会で負けた悔しさ、自分の可能性をもう少し見たい気持ちが勝って、続けてきました。大学3年で10秒1台を出した時、「世界が少し近づいた」と感じました。
スタッフ:今の具体的な目標を教えてください。
守選手:まずは来年の北京で開催される国際陸上競技大会でリベンジすること。そして2年後の米国・ロサンゼルス開催の国際スポーツ大会への出場が大きな目標です。100mでは10秒0台を安定して出し、9秒台も複数回出せる選手になること。そしてリレーでは必ずメンバーに入りたいです。
スタッフ:その姿をぜひ見たいです。これからも応援しています。
守選手:ありがとうございます。もっと強くなれるよう頑張ります!
■Profile

守 祐陽(もり ゆうひ)
2003年12月14日生まれ、千葉県出身。
小学校時代はサッカーに取り組み、中学から陸上競技を開始。2018年全国中学校体育大会200m出場。市立船橋高校3年時には、2021年インターハイ100mで8位入賞。
大東文化大学進学後に才能が開花し、2024年関東インカレでは追い風参考ながら9秒97を記録。2024年8月の富士北麓ワールドトライアル予選では自己ベスト10秒00をマークし、世界選手権参加標準記録を突破。
2025年9月東京2025世界陸上へ出場した、日本短距離界の新星。
身長172cm、体重67kg。





