【ベネクスのモノづくりインタビュー】KAJI GROUP テキスタイル事業部次長 梶川正弘氏Vol.2 ベネクスとのリカバリーウェア開発を通して、日本の繊維産業、そして社会を元気にしたい。

スペシャル

VENEXリカバリーウェアは、国内で高品質を誇る職人たちの手によって、皆さまの元へと届けられています。川上から川下までバトンをつなぎながらすべてを一気通貫で行うベネクスのモノづくり。これまでなかった「リカバリー」という価値を築いてきた私たちのパイオニア精神は⽣地開発や商品づくりにも息づいています。

そんな私たちの取り組みを伝える、モノづくりインタビューの第3弾。

今回は、石川県で「日本の繊維を元気にする」をミッションとして掲げ、世界的に有名なブランドのモノづくりも手掛けるKAJI GROUPの、編立を担う「カジニット」へ訪問しました。ベネクス商品企画部メンバーとともに、KAJI GROUP テキスタイル事業部次長の梶川正弘さんへ、VENEXリカバリーウェアのモノづくりにかかるこれまでの歩みについて伺いました。

RLスタッフ:ここからは、カジニットさんについてお伺いしていきます。世界で有名なブランドをも手掛けるKAJI GROUPさんですが、御社の事業・強みなどを教えてください。

梶川さん:我々はグループミッションに「日本の繊維を元気にする」を掲げています。繊維業界が縮小傾向にある今、「繊維産業を元気にして人が集まる業界にしたい。そして地域を活性化したい」という想いを込めて20254月に「カジファクトリーパーク」(新工場、以下、KFP)をオープンしました。今グループには、全国に330名の社員がいるんですけど、全員がKAJIの付加価値を高めて、お客様に本当に喜んでもらえるブランドにしていこうと考え取り組んでいます。

RLスタッフ:本当に私たちにとっても身近な商品から、有名ブランドまで幅広い商品をつくられていて、KFP内の商品展示を見て感動しました。

梶川さん:石川県の人にも、KFPがあるかほく市の人も知らない人が多いんです。こんなところでこんなものも作っているんだ!と、知ってもらうために"伝えること"が大切だなと思います。

RLスタッフ:地元の人もきっと喜ばれますよね。

西浦:弊社のお取引先様からも、KFPのオープンイベントに行ったというご連絡があって、業界の盛り上がりと、お互いに刺激を受けている様子が感じられたので、まさに日本の繊維業界を元気にしているなと感じています。

梶川さん:とにかく「行くぞー!」と先頭を走って業界を盛り上げて元気にする、という考えがKAJI GROUPの姿勢です。Made in Japanのモノづくりをしたいし、着たいし、それで地域に雇用が生まれたりしたら、それは幸せですよね。そういう意味でも工場だけでなく、公園を作ってみたり、レストランをつくってみたりしています。

※2025年5月時点のメニューです。

西浦:今こうやってポジティブに新しい取り組みをされているKAJI GROUPさんを見ると、繊維産業まだまだ盛り上がっていけるなと感じてうれしくなります。

梶川さん:ビジネスモデルも委託という形態だけでなく、ちょっとずつ自立して、御社ともそうですけど、アパレルメーカーさんと直接ご一緒させていただけるように変化してきました。こういった形を業界にも広めたいですし、1番はやっぱりMade in Japanを世界に運びたいなという想いが強いです。

RLスタッフ:Made in Japanの品質の高さを改めて感じますね。今回KFPをオープンされて、地元との連携による新しい取り組みも考えられていると思いますが、今後の展望はありますか。

梶川さん:まずはKFPのショップを活用して、全国の繊維産地やものづくりを発信する場にしていきたいと思っています。今は令和6年能登半島地震の復興を願って、能登を中心とした北陸の食器やハンドメイドの雑貨、お菓子などを置いています。

次は、日本の繊維産地の商品の紹介もやってみたいですね。例えばウールのスーツやコートなど、時代背景とともに着る方が少なくなってしまっているのですが、今はウールでつくったインナーウェアなども出ていて、これがとても質が良くて肌触りもいいんですよね。そういったまだまだ知られていない魅力を伝える場にしていきたいです。

とにかく人が沢山集まる場所になればいいなと思って産業観光にも貢献ができたらいいなと思っています。

RLスタッフ:まさに先陣をきって日本全体を盛り上げてくださっていますね。

ベネクスも「世界のリカバリー市場を創造し、そこに関わるすべての人を元気に」という想いで、リカバリーウェアをはじめとする事業を展開しているので、共通する点もあるなと思いました。

最後に、カジニットさんが私たちベネクスと今後どのように取り組んでいきたいか、未来についてのお話をお伺いできたら嬉しいです。

梶川さん:ベネクスさんと取り組みをしようとなった7年前、実は介護やヘルスケアに関わるモノづくりをしてみたいと思っていた時だったんです。

現代の子供たちもゲームやスマホばかりを見ていて、小さい子から大人まで、みんながストレスを抱えている社会だなというのをすごく感じます。そんななかベネクスさんの「リカバリーウェア」で沢山の人を一緒に元気にできたらいいなと、いつも思ってご一緒しています。

弊社でも、ヘルスケアという切り口だと、電気を流す生地も作っていたりするので、ヘルスケアというジャンルの中でまた、より良いモノづくりを今後もしていきたいなと思います。引き続きおもしろい取り組みができそうと思ったら、すぐにベネクスさんにご提案、ご相談していきます。

RLスタッフ:今はカジニットさんとベネクスの技術のかけ合わせですが、それがKAJI GROUPさんとのかけ合わせに広がったり、今のベネクスにない素材をいっしょに創造していくなど、「新たな挑戦」へと向かう両社だからこそ実現するシナジー効果でお取り組みを続けたいと思いました。また、素材だけに留まらずに「元気にする」というお互いのキーワードをともに実現していくことを目指していきたいと、今後の可能性を強く感じました。

ぜひ引き続きご一緒させていただき、今よりももっと人々を「元気にする」モノづくりをご一緒させていただけたら嬉しいです。

本日は貴重なお話しと、工場を拝見させていただきありがとうございました。

梶川さん:ありがとうございました。

■Profile

KAJI GROUP テキスタイル事業部次長

梶川 正弘

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