Special edition
2021/12/9

新潟アルビレックスBB 阿部 理一 ヘッドトレーナーに聞く【Vol.3】

新潟アルビレックスBB特集③
〜新潟アルビレックスBBを支える、中位グループのチームマネジメント〜

RLスタッフ:こんどは、阿部トレーナーの中位グループの新潟アルビレックスBBを支える、コンディショニングへの考え方をお聞きしたいと思います。

阿部トレーナー:私も長年コーチ業をやっていくにあたって、最終的には選手に選択権をあげたいというのが全体を通した考え方です。今は、その気になれば、情報は色々とあると思います、例えばYoutubeとかを見れば、コンディショニングの方法は、山のように出てくると思います。また、選手個々は違うので、どの方法が一番自分にマッチしているのかを探すことが重要かなと思います。なので、あえて強制しないというのが私の中で一番の方法かなと、つまり選手が自分で一番良い方法にたどり着くのが理想だと思います。

RLスタッフ:選手の自主性を重んじるということでしょうか。

阿部トレーナー:押しつけにはしたくないと思うので、あくまでこれはどう?これはどう?という提案の中で、選手が自分で良いと思ったものをやらないと、効果がでないんじゃないかと思います。それは、トレーニングに関してもですね、私のメニューは週2回のプログラムで提供して、残りの時間はそれ以上やりたいなら、私と選手でメニューを考えて、良い方法を探していくのが一番いいのかなと思っています。チームによっては、時間を決めて必ず毎日受けなさいとルールがあると思いますが、私はどちらかというと本人が求めない限り、僕からはいいません。それは、選手の様々な引き出しを増やすことが、選手の成長に重要なのだと思っているからです。

RLスタッフ:その方法は、指導者として少し勇気がいりますね。

阿部トレーナー:でも、みんな大人だと思うんですよね。細かくあれしろ、これしろなど、子供じゃないと思いますし、自分で判断して欲しいなと。でも、ただ放置しているわけじゃないですよ。(笑)月一回程度に、コンディショニングをしてほしい意味と内容を送るなど、ある程度の要望は選手に伝えます。ただそれが毎日続くと、選手はまたかと飽きてしまうので、なるべく指導方法に新鮮さを持たせるようにしています。それに、自分で選択をするようになると意識が変わっていくと思いますので、四六時中は選手を見ていることは出来ないので、私の目の届かない時間をどう有効に過ごすかが、選手としての必要要素だと思います。

なので、べネクスさんからリカバリーウェアを提供いただいた時も、使用方法やコンディショニングを整える一方法として紹介しましたが、強制はしませんでした。普段はあまり選手とは一緒にいないので、でも試合前の前日の夜や、試合後のホテル帰って来てからも次の日の朝出発のタイミングまで、みんなリカバリーウェアは着ていますよ。

RLスタッフ:中位グループのチームとして、ビッグクラブとは選手へのマネジメント方法は変わるのかなと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。

阿部トレーナー:中位グループとしてのチームマネジメントを考えると、日本代表選手もスター選手もいない中で、全員の心身のコンディションを良くすることを考えると、やはりお互い尊敬しあえる関係を構築することが、出来るかだと思います。選手によっては、大学出てすぐの選手などは22〜23歳で、私の半分ぐらいの年齢で、子供世代の選手が多くなってきています。でも、教える立場、教わる立場の関係にはしたくないと考えています。

同じ立場で、お互いが学びあえる先に、何がダメだったのか、次にどのようにアプローチしようか考えたりすることが、日々の良い関係性だと思いますので、コンディショニングを良くする戦略としては、同等の意識の中で試行錯誤していくことが大事だと思います。

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