Special edition
2021/12/2

新潟アルビレックスBB 阿部 理一 ヘッドトレーナーに聞く【Vol.1】

新潟アルビレックスBB特集①
〜Bリーグ初年度の挫折から、チームのリカバリー戦略の3年計画とリカバリーウェアとの出会い〜

今回は、「新潟アルビレックスBB」と 2021 年7月1日(木)に「オフィシャルリカバリーウェアサプライヤー」契約を締結したことを記念して、新潟アルビレックスBB 強化部部長、アスレティックトレーナーの阿部 理一様(以下、阿部トレーナー)に、チームのリカバリー戦略や選手のリカバリーウェアの活用方法などをお聞きします。

RLスタッフ:本日は宜しくお願いいたします。早速ですがBリーグ初年度を迎えて、想定以上のアクシデントが起り、思い通りの結果が出なかったとお聞きしました。

阿部トレーナー:こちらこそ、宜しくお願いします。そうですね、リーグ初年度ということもあり、ケガやコンディションなどに関して事前に色々と想定はしていたのですが、やはり多くのコンディションの問題が起こった思い出がありますね。
特に、当時のNBLというリーグとbjリーグが統一されて、Bリーグが生まれたわけです。つまり、日本で一番レベルの高いリーグが発足されたことで、競技レベルが格段に向上してしまった為に、選手自体のプレーの質や強度も高まり、結果的に身体への負担が多くなり、怪我をする選手がかなり増えたと思います。それは、新潟アルビレックスBBだけではなくて、Bリーグの多くのチームが同じ状況だったと思います。

RLスタッフ:Bリーグの発足でそのような環境変化があったのですね。そのような状態は初年度が特別だったのでしょうか。

阿部トレーナー:初年度に特に多かったイメージがあります。実際の数値で見ていくと、初年度のシーズン中の怪我が、チーム全体で実数として27件ありました。実際は怪我としてのカウントの仕方・基準があるので、対象にならない小さな怪我はより多くありました。初年度の成績が地区で6チーム中4位でしたので、やはり初年度を過ごしてみて、怪我をしないコンディショニングのマネジメントを計画していかないと、チームの高い競技力が望めないと思いました。

RLスタッフ:その結論から、阿部トレーナーのリカバリー戦略の3年計画が始まったのですね。

阿部トレーナー:そうですね。戦略と言うほどでもないですが、やはりコンディショニングを計画性もって高い次元で実現する必要があると最終結論に至った中で、2年目からは初年度の反省を活かして、どんどんやり方を改善していったことはあります。それらが功を奏して、翌年の3年目に地区優勝が出来たのだと思います。

RLスタッフ:阿部トレーナーにいただいた情報を基に、初年度から今までのシーズン中の怪我の数をグラフにしてみました。

211202_01.png

図表①:年間負傷者数推移(2016〜2021) 単位:人

阿部トレーナー:データで見るとはっきりしていますよね。やはり3年である程度は形ができて、2018-19シーズンで地区優勝が出来たのだと思いますね。実は、この3年間でいうと主力のメンバーがほぼ変わってないんですよ。選手は変わっていないんですが、選手の怪我が、極端に少なくなったので、チーム力を年間通して維持できたのが大きかったと思いますね。例えば、初年度の怪我のうち1件は、現在はシーホース三河にいらっしゃる、ダバンテ・ガードナーとう主力選手ですが、それ以降2年目3年目経過しても怪我していないんですよ。
ちなみに、2018-19年に優勝した試合の次の日も試合があったんですが、主力選手には今日は休んでいいよと伝えたんですが、体調が良いのでダバンテ・ガードナー選手本人から試合に出ると言ってきたので出した記憶があります。

RLスタッフ:選手の体感としても、阿部トレーナーのリカバリーの戦略が上手くいっていたのですね。

阿部トレーナー:と信じたいですね。(笑)主力選手のコンディションは、初年度は試行錯誤でしたが、2年目、3年目とチームとしてコンディションが維持できて、3年間でチームのメンバーさほど変わらない中で、コンスタントに年々成績が向上できたのは、それらが一つの要因かなと思います。怪我のことで言うと、初年度は27件、2年目14件、3年目11件と大きく減っているのは、ある程度ねらって出来たなという感覚はありますね。なので、その一つの方法として、べネクスさんのリカバリーウェアを着て、睡眠を含めてた休養の時間を、回復・休息の時間に充てることがより出来ましたし、意識的に出来たのが2年目以降だったかなと思います。

RLスタッフ:私たちのリカバリーウェアが地区優勝に貢献したと、阿部トレーナーから言っていただいて非常に嬉しいです。

阿部トレーナー:いえいえ、私たちも良い出会いが出来たなと思っていますよ。当時の主力の五十嵐圭選手も30後半になっていましたし、いかに日々の疲労状態から回復させるのは、すごく重要だなと思っていましたので、2016―17年シーズンの最後の方でしたけど、リカバリーウェアを提供頂くことになって、2年目以降の準備がスムーズに出来たなと感じていますし、そのタイミングでお会いできたのが、非常に助かりましたね。

阿部 理一(あべ よしかず) アスレチックトレーナー プロフィール

プロフィール画像

現職:新潟アルビレックスBB 強化部部長、アスレティックトレーナー

経歴:新津高校→東海大学→新潟医療福祉大学院→新潟アルビレックスBB→東京サンレーヴス→リンク栃木ブレックス→新潟アルビレックスBB

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