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スポーツ

加藤 貴洋(かとう たかひろ)氏

1970年生れ
1991年 2輪ロードレースMFJ国内B級ライセンス取得。
1993年 MFJ国内A級 昇格 SS250・GP250クラス
・鈴鹿6時間耐久ロードレース 準優勝
1994年 MFJ国際A級 昇格 GP250
2007年 JAFカート国内Bライセンス取得
・もてぎKART耐久フェスティバル K-TAI 3時間耐久レース、
 M付大排気量クラス参戦 最多周回賞2位
2008年 スーパーカート選手権 SK1クラス
・スーパーカート東日本シリーズ(フル参戦)
・スーパーカート富士シリーズ(スポット参戦)
・もてぎKART耐久フェスティバル K-TAI 5時間耐久レース、
 M付大排気量クラス参戦」リタイア(コースレコード樹立)、
2009年 スーパーカート選手権 SK1クラス
・スーパーカート東日本シリーズ(フル参戦)ランキング首位
・スーパーカート富士シリーズ(フル参戦)
・スーパーカート筑波シリーズ(スポット参戦)ランキング首位
・スーパーカート岡山国際シリーズ(スポット参戦)
・もてぎKART耐久フェスティバル K-TAI 5時間耐久レース、
 M付大排気量クラス参戦 最多周回賞1位

トレーニングのためジムに行った時、ふと『最近、疲れが溜まっちゃって・・・』って言ったら『それなら良いのがありますよ!』と紹介されたのが、このリカバリーウェアでした。今から思えば“疲れが抜ける”というのがキーワードでしたね。

私はもともと低血圧なので、その影響があるのかも知れないですが、普段でも入浴してから寝る時と、入浴しないで寝る時では翌朝の目覚め感が違うんです。実際の疲れは入浴した方が抜けるのですが、疲れが抜けてくる分、ダルさも出てくるようで、朝目覚めた時にはダルさを引きずるんです。そしてお昼頃から回復して来る感じです。日常の使途としてリカバリーウェアを着て寝ると、まさにそれに近い状況でした。起床時目覚めのダルさはあるものの起きて2時間くらいすると爽快感がやって来て、それ以降は好調なコンディションが続きます。

その他の実戦的な使途として考えてみたのですが、本来はリカバリーするためのウェアということで、トレーニング中やパフォーマンス中に着るものではないと言われたのですが、疲労が軽減されるのであれば、スーパーカートの耐久レースの時に着用してみようと思ったんです。スーパーカートでは1~2Gの遠心力(横G)が身体に掛りますが、耐久レースでは、それが長時間続くワケですから、首がもたなくなったり、発汗がすごかったり、呼吸が荒くなったりと非常に過酷です。過去にはマシンを降りたドライバーが救急センターに搬送されたこともありました。

今回の『ミッション付クラス 5時間耐久レース“K-TAI”』もそんな真夏の過酷な耐久レースだからこそ、リカバリーウェアを着て走ってみたかったのですが、結果についてはビックリです。耐久レースでは、ひとり約1時間位を連続して走行しますが、通常は10周を過ぎたあたりからドライバーは鼻からの呼吸だけでは酸素が間に合わず、口で呼吸をし、集中力も散漫になりがちなのですが、今年は口ではガムを噛みながら、鼻からの呼吸で酸素も集中力も途切れることなく、最後まで走り切れました。
発汗の量も例年とくらべて驚くほど少なかったです。普通はドライバーの交代でマシンを降りる頃には、汗で湯気がたつくらいで、ものすごく喉が渇いて、とても人と話すような状態ではないんです。すぐにピットの後ろにいって水分を補給して、体をクールダウンするのに精一杯なのですが、今年はマシンを降りてもすぐにチームの人達と状況伝達が出来て・・・。それが普通に出来ている自分を客観的にみて『何なんだコレは?!』って思いましたね。過酷な耐久レースをしているという実感さえ薄れるほどでした。

また、メンタル面でも非常に良い影響があったと思います。リカバリーウェアを着たドライバーがみんな『落ち着いてレースが出来た』と口を揃えていましたから。レースには様々な駆け引きや間合いを見極め、時には前を急がず我慢も必要なのですが、それらに冷静に対処出来ました。そして終ってみれば、2位に4周差をつけての優勝でした。心身ともに、終始 余力を持って臨めたので、マイナートラブル以外はほぼ予定通りのレースが出来ました。過酷なレースの中で、リカバリーウェアは我々ドライバーにとって確実にアドバンテージになりましたね。

モータースポーツ界としても、今のところあまり機能性ウェアなどは普及していないので、今後はカートでも、2輪でも4輪でもレーシングウェアのインナー等として、大いに求められるのではないでしょうか。


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